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口頭

有限レンジ$$pn$$対相関力を用いたQRPA法による中性子過剰核の$$beta$$崩壊の系統的計算

湊 太志

no journal, , 

中性子過剰核の主な崩壊過程である$$beta$$崩壊は、核物理実験施設においてその半減期が広く測定されつつある。しかし、$$r$$-processにおいて経由される中性子過剰核の$$beta$$崩壊や核分裂生成物の$$beta, gamma$$線エネルギー等は、理論モデルによる数値計算に依存しなければならない点が依然として多く残されている。様々なモデルによる$$beta$$崩壊の系統的な計算が世界のグループで実施され、本グループにおいてもQRPA計算による$$beta$$崩壊の系統的な計算を実施してきた。QRPA法を用いて、実験データを再現する際に重要となるのが、proton-neutron ($$pn$$)対相関力である。我々は、$$beta$$崩壊半減期を予測するために、$$pn$$対相関力の強さを、既知の実験データを基に元素毎に決定してきた。しかしながら、フィッティングによって得られた$$pn$$対相関力の値は原子核毎に大きく異なり、規則性を見出すことが難しく、未知の原子核の$$beta$$崩壊半減期を高い信頼度で求めることができなかった。この問題の原因は、$$pn$$対相関力として使用しているゼロレンジ力である。本研究では、$$pn$$対相関力として有限レンジ相互作用をこれまで開発してきた$$beta$$崩壊計算コードに新たに導入した。$$N=82$$近傍の不安定核の$$beta$$崩壊半減期を調べたところ、$$pn$$対相関力の強さにゆるやかな中性子および陽子数依存性があることが分かった。本発表ではその成果を報告する。

口頭

超重核領域における核分裂が主要となる領域の分布

小浦 寛之; 遠藤 史隆*

no journal, , 

超重核領域では軽い領域と異なり核分裂が多く観測され、また理論予想がされている。核分裂に関わる機構としては自発核分裂の他に中性子誘起核分裂や$$beta$$崩壊遅延核分裂が挙げられ、これらは星の元素合成であるr過程元素合成におけるリサイクル機構に大きく関わっている。本講演では上記の3つの核分裂領域についてKTUY(小浦-橘-宇野-山田)質量模型を用いて計算を行い、超重核領域の崩壊過程とr過程元素合成過程の関連について議論する。今回は特に$$beta$$崩壊遅延核分裂、中性子誘起核分裂の計算について、これまで発表代表者が計算した原子核の核図表上の領域を大きく拡張して実施し、その結果中性子数が228付近を超えた辺りで$$beta$$崩壊遅延核分裂、中性子誘起核分裂両方とも有意に起こり、r過程において核分裂が最大この領域付近まで進み得るという予測を得た。

口頭

J-PARC E40実験における$$Sigma^+ p$$散乱事象の解析状況

七村 拓野; 市川 裕大; 早川 修平; 吉田 純也; 三輪 浩司*; 本多 良太郎*; 赤澤 雄也*; 山本 剛史

no journal, , 

核力を理解する上で、核子散乱実験は大きな役割を果たしてきた。核力をストレンジネスを含むバリオン(ハイペロン)に対して拡張した相互作用について調べる上でもハイペロン-核子散乱実験は強力な手段となるが、ハイペロンの寿命が$$10^{-10}$$sと短いことから十分な統計量を得られるような散乱実験は容易ではなかった。J-PARC E40実験はJ-PARCハドロン実験施設K1.8ビームラインにおいて、大強度の$$pi$$中間子ビームを用いたp($$pi$$$$pm$$,K$$^{+}$$)$$Sigma$$$$pm$$反応により$$Sigma$$粒子を大量に生成すること、液体水素標的とそれを囲む検出器システムCATCHを用いて二体反応の力学的再構成を行うことにより、これまで困難であった高統計の$$Sigma p$$散乱データを得ることを目的とした実験である。2019年4月までに$$Sigma^- p$$散乱および予定量のおよそ半分の$$Sigma^+ p$$散乱のデータの取得を行った。本講演では$$Sigma^+ p$$散乱のデータについての解析について述べる。本講演では実験の概要、$$Sigma^+ p$$散乱およびバックグラウンドとなる$$Sigma^+$$の崩壊粒子が関与する反応についての解析状況について紹介するとともに、2020年2月に行われる予定の残りの$$Sigma^+ p$$散乱データの取得に関しても述べる。

口頭

$$Lambda_c(2765)$$の量子数の決定

谷田 聖; Belle Collaboration*

no journal, , 

Belle実験における$$Lambda_c(2765)$$の量子数(スピン, パリティ, アイソスピン)の測定について講演する。

口頭

J-PARC E07の解析状況

吉田 純也; 早川 修平; 江川 弘行*; 吉本 雅浩*; 笠置 歩*; Lin, P. M.*; Nyaw, A. N. L.*; 仲澤 和馬*

no journal, , 

J-PARC E07は、写真乾板を用いてダブルハイパー核事象を過去の10倍の統計量で検出する実験である。多様なダブルハイパー核の質量測定によって、$$Lambda$$$$Lambda$$相互作用、$$Xi$$N相互作用に関する実験データを得る。2019年7月現在、我々は、全118モジュール、1300枚の厚型乾板のうち、およそ8割弱を解析した。検出されたダブルハイパー核事象候補は合計30例弱となった。こうしたデータの蓄積により、ダブルハイパー核事象の核種の割合を統計的に議論することも可能となってきた。いっぽう、解析した乾板枚数に対して、得られた事象数は、実験で計画した量の半分程度である。その原因は、乾板モジュールの平面性の悪い箇所で、SSDの位置と角度の予測が外れていたことにある。この理由で第1周目では非検出だった事象を検出するべく、$$Xi$$-粒子に限らずSSDで検出された陽子などの飛跡を乾板へ繋ぎ、乾板の個々の場所ごとに補正する。

口頭

ノックアウト反応で探るアルファ崩壊核でのアルファ粒子形成率

吉田 数貴; Qi, C.*

no journal, , 

本講演では、$$alpha$$ノックアウト反応を用いた原子核内での$$alpha$$粒子形成の探索に関する研究成果を発表する。$$alpha$$崩壊核ではその表面付近での$$alpha$$粒子形成率が、トンネル確率と並んで$$alpha$$崩壊を特徴づける重要は要素である。そこで本研究では、主に軽い原子核で発現することが知られている$$alpha$$クラスター構造を探索する手法として用いられる$$alpha$$ノックアウト反応を、$$alpha$$崩壊核に適用することで$$alpha$$粒子形成率そのものの直接決定を検討する。また、$$alpha$$ formation amplitudeの違いがノックアウト反応断面積やその運動量分布にどのように反映されるかについて議論する。

口頭

J-PARC E34 muon g-2/EDM実験; ミューオン線型加速器における高時間分解能縦方向ビームプロファイルモニターの性能評価

四塚 麻衣*; 飯嶋 徹*; 居波 賢二*; 須江 祐貴*; 飯沼 裕美*; 中沢 雄河*; 齊藤 直人; 長谷川 和男; 近藤 恭弘; 北村 遼; et al.

no journal, , 

ミューオンの異常磁気能率(g-2)は新物理の兆候が期待されている物理量であり、実験値と標準理論の予測値の間には現在3$$sigma$$以上の乖離が確認されている。J-PARC E34実験では独自の手法による精密測定を目指しており、主要な系統誤差を削減するために低エミッタンスビームを使用する。これは、熱エネルギーまで冷却したミューオンを、速度に応じた複数段階の線形加速器を用い212MeVまで再加速することによって生成する。実験の要求から加速中のエミッタンス成長を抑える必要があるため設計値実現には異なる加速器間でのビームマッチングが重要であり、実際のビームプロファイル測定に基づいて行われる必要がある。時間方向の測定に使用するモニターには、加速位相の1%である30$$sim$$40psに相当する精度が要求されている。また、イオン源開発初期のビーム強度が低い段階でも使用可能でなければならないため、ミューオン1つに対して感度を持つ必要がある。この2つの要求を満たすため、高い感度を持つマイクロチャンネルプレートと、波高依存性の削減により高時間分解能の達成が可能であるCFD回路を用いたモニターの開発を行った。また、性能評価のためにテストベンチの構築を行い、ピコ秒パルスレーザーをMCP表面に照射した際に起こる光電効果によって生成した光電子を用い、時間分解能65psの評価値を得た。さらに、この検出器を用いたビーム輸送系の設計を行った。本発表では、テストベンチによるモニターの性能評価結果とビーム輸送系の初期の検討結果を報告する。

口頭

重イオン・多核子移行反応を用いた核分裂の理論評価

田中 翔也; 西尾 勝久; 廣瀬 健太郎; 有友 嘉浩*

no journal, , 

重イオン・多核子移行反応とは、原子核どうしを衝突させる場合に生じる核反応機構のひとつであり、入射核と標的核との間で核子を交換することで、反応の後に異なる原子核が生成される。反応の特徴は、移行する核子の数に応じて多種類の原子核が生成されるとともに、低い励起エネルギーから高い励起エネルギー状態まで連続的に生成されることである。近年、原子力機構にて重イオン・多核子移行反応を用いた核分裂測定が行われ、多くの成果を収めた。この実験手法を用いれば未開拓領域である中性子過剰アクチノイド核の核分裂特性を調べることが可能であり、新元素発見に向けた超重元素合成の研究、および天体核物理におけるr過程の解明への貢献が期待されている。しかし、多核子移行反応はその反応過程の複雑さと、手法自体の新規性から十分な知見がなく、未だ理解されていない部分が多く残っている。本研究では、実験データの解析および理論模型による評価を行い、多核子移行反応にて標的核に持ち込まれる角運動量を明らかにすることで、多核子移行反応のさらなる理解を目指す。

口頭

Hダイバリオン探索実験(J-PARC E42)の準備状況

早川 修平; 佐甲 博之; 市川 裕大

no journal, , 

Hダイバリオン探索実験、J-PARC E42実験の準備状況について報告する。

口頭

$$^{42}$$Caにおける非軸対称超変形状態と多重変形共存

宇都野 穣; 市川 隆敏*; 清水 則孝*; 大塚 孝治*

no journal, , 

$$^{40}$$Caは二重魔法核であり、その周辺核の基底状態は球形とされているが、数MeV励起した準位から始まる大きく変形した状態が存在することが知られている。$$^{42}$$Caは最近、非軸対称した超変形状態をもつことが実験的に示唆され、興味を持たれている。本講演では、$$^{42}$$Caの変形状態の性質を探るため、大規模殻模型計算によってそのエネルギー準位や遷移行列要素を計算した結果を報告する。従来知られていた6粒子4空孔励起した超変形状態の他、変形度がやや小さい4粒子2空孔励起した変形バンドも得られた。これに対応するエネルギー準位もガンマ線分光のデータの中に存在していることがわかった。

口頭

J-PARC E16実験のためのMRPCを用いたハドロン粒子識別装置の研究開発

佐藤 進

no journal, , 

J-PARC E16実験においては、2020年2月のビーム実験を目指し、電子対崩壊過程(例えば、$$phi$$ $$rightarrow e^{+} e^{-}$$過程)を通してのハドロン計測装置の設置と試運転が現在行われている。これらの測定器に加えて、MRPC型の飛行時間測定器を用いたハドロン粒子識別装置の研究開発が進められている。この装置を用いて、高密度物質中でのカイラル対称性の回復の観測を視野に入れた、物質中でのハドロンの諸性質の変化を研究するための、観測量の拡張を目指している。本講演では、この装置の研究開発状況の最新の成果を報告し議論する。

口頭

D中間子におけるCasimir効果とカイラル対称性の自発的破れ

鈴木 渓; 石川 力*; 中山 勝政*; 末永 大輝*

no journal, , 

D中間子はカイラル凝縮に対するシンプルなプローブであることが期待される。QCD真空においてCasimir効果を考えるとき、QCD真空の非摂動的性質は系の体積や境界条件に伴い変化する。本講演では、Casimir効果によるカイラル対称性の自発的破れの変化と、それに対するD中間子の応答に着目し、カイラルパートナー構造に基づく有効ラグランジアンを用いることで、体積・境界条件・温度依存性や格子QCDシミュレーションへの応用などについて議論を行う。

口頭

Dilepton spectra in the $$phi$$ meson mass region for pA reactions at 12 GeV

Gubler, P.

no journal, , 

最近の研究成果に基づき、$$phi$$メソンを原子核中に生成するためのpA反応(p:陽子、A:原子核)の数値的シミュレーションに関する発表を行う。特に、実験的に観測されるdi-lepton spectrumの形を詳細に説明し、$$phi$$メソンはどのようなスペクトル関数を持っていれば、実験結果を再現できるかについて議論する。

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